徃西 聡のブログ

NoSchoolという教育プラットフォームをやっています

2018年の振り返りと2019年について

あけましておめでとうございます。

NoSchoolの徃西(オウニシ)です。

 

正月帰省のタイミングで、久しぶりに振り返りも含めブログを更新しようと思います。

 

自分で起業をすると四六時中そのことだけを考えることが多く、

物理的な時間はあるのですが、精神的にブログを書こうと思う時間がなかなか無く久しぶりになってしまいました。

 

■2018年について

 

背水の陣。

この言葉がぴったりだったかと思います。

会社を辞め、自身の資金のみで起業をし1から仲間探しを始め、目の前で起こる課題に日々四苦八苦しながら皆でサービスを改善してきました。

当初からすぐには売上を立てる方向ではなかったのでキャッシュは見ながらですが、日々数値を伸ばすことにこだわりながら、毎日毎日が勝負のような気持ちでした。

 

よく、経営者の記事などを読んでいると辛いことや大変なことはもちろんあると。もとより覚悟の上でしたが

やはり抱える課題などもあり、言葉では表現できないようなプレッシャーが2018年はありました。

 

一方、当初1人立ち上げたサービスに対し、思いに共感してもらいジョインいただいたメンバー、ステークホルダーの方々が増えた年でもありました。

1人だけで運営していれば良くも悪くも自分自身で全てを決断の上、極論いつ辞めても構わない(折れる可能性がある)から 皆と走り切るというステージへの変化が2018年はありました。

 

また個人的な変化としましては【初心にかえる】重要性を再認識した年でもありました。

大きな遠いところを目指すという気持ちが前のめりになり、どうしても日々の言動に粗がでてしまう瞬間があり、

遠いところを目指し大きな話をしながら、目の前のことに対して新卒のときの気持ちのような感覚で接するという、考えれば当たり前に大事なのですが

それが瞬間瞬間自分のなかでずれている時があり、この遠いところを見ながら手元を愚直に行うバランスの難しさを感じた1年、そしてそれが最も大事であると再認識した1年でした。

 

 

■2019年について

 

今年は昨年以上に活動量が増える年となるかと思います。

去年が耐えて待つという年だとすると今年は考えながら動き、止まり考えまた動くようなフェーズになるかと思います。

 

NoSchoolのビジョンは明確で教育格差に対して貢献をすること。

そのアプローチが本当に正しいのかエゴになっていないのか全ての関係者がWin-Winな構図にできるのか

そこをとことん突き詰めていき手元にある課題を11つ整理の上最適なアプローチを組み立て属人的なパフォーマンスではなくそれを

均一化されたデータにした上で活用する、そのような、より遠いところを目指していくうえでの基礎組み立ての年にしたいと思っています。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

徃西

portal.noschool.asia

勉強Q&A NoSchoolをリリースして1年が経ちました

去年の4月頃に手探りでサイトを立ち上げ早くも1年が経ちました。

 

前職ではいくつかサイト立ち上げの経験はありましたが、個人的には過去にサイトを運営したことはなく且つ自分自身が非エンジニアということもあり文字通り手探りでサイトをローンチしました。

 

日々、人の考えは変わることを前提として恐らくここに書く大半の考えがまた来年再来年と変わっているのだと思いますが、あの頃はどういった考えをしていてどこが間違っていてどこはその後も変わっていないのかを振り返ることが出来るものとしてこの1年というタイミングで残しておこうと思います。

 

※あくまで一個人の稚拙な考えというところもあるのでご指摘等はお手柔らかにお願いします。。

 


トレンドを追ってはいけない

前職を今年の2月に退職し、来月前半には法人化になる予定です。

とはいえ、無職からどスタートアップになるわけで、当然資金繰りのことが常に頭のどこかにはあり、ニュースなどでもよく資金調達関係のものが入ってきます。

NoSchool自身もどこかのタイミングで資金調達が出来るほどのレベルに達するようにと考えているため日々のKPIはやはりトラフィックやDAU、MAUなど、もっと細分化していくとユーザーの動きだったり色々あります。

しかし、勉強という性質上、ユーザーがそのサービスに「ハマる」という概念はなく、特にNoSchoolの場合は学校の授業や宿題、または独学で分からない箇所があった場合にご利用いただくシーンがコンセプトであり、1日に何度もログインして利用する、こまめにチェックするコンセプトでありません。

そうなってくるとなかなか急成長するモデルではないということがこの1年で分かった感想でした。但し逆に言うと流行り廃りはないモデルであることも実感できました。普段からよくご利用いただく方もいれば土日だけ利用、または試験期間中に数カ月ぶりに利用される方もいらっしゃり、逆に急成長はしないが着実に伸ばすことが可能なモデルであることも感じました。

 

 

ジェフ・ベゾスのこの言葉を知って

更にしっかりこの領域で伸ばそうとも決めました。

 

アマゾンの創業者でCEOのジェフ・ベゾスは、2012年のインタビューでこの点に強く同意している。「『今後10年で何が変わるか』という質問はしょっちゅう受けますが、『今後10年で変わらないものは何か』という質問を受けたことはほとんどありません。

私が思うに、実際には二番目の質問のほうが重要です。なぜなら時を経ても変わらないものを柱にして事業戦略を立てることができるからです。」


「選択肢はより多く、価格はより安く、配達はより迅速で確実に」。ベゾスはこの3要素を、顧客が「変わらず求め続けるもの」として定義し、すべての戦略を立てた。変わらないものに軸を置かなければ、長期的な成長は望めない。

forbesjapan.com

 

 

まだNoSchoolでは、1日に10件〜程度の質問しかありませんが一方知恵袋の高校数学などのカテゴリをチェックすると1日に2,000件〜の質問があり、まだまだNoSchoolは伸ばせるはずだとも確信しています(これは日々のトラフィックの話です)

 

流行り廃りではなく、変わらないものを日々しっかりと伸ばす。

これをNoSchoolでも実現できるようにと思っています。

 


広く浅くか狭く深くか

Q&Aだけではなく全てのサービスにおいて出てくる考えだと思いますが、Q&Aでもこの考えは当初にどちらにするかを決めることは重要ではないかと考えています。

広いでいうと、どういったQ&Aにするのか、カテゴリは広いほうがいいのか狭いほうがいいのか、日本語だけでいいのか英語にすべきなのか、それにより希薄なコミュニケーションになって過疎化しないのか、逆に狭いと狭いでユーザーはどの程度の母数があるのか、1ユーザーがどの程度アクションを起こすのか、深くするとはどこを出口にするのか等。

 

どちらが正しいかなどはなく、どっちに振り切るのかだと思っていて、NoSchoolの場合は、狭く深くなる方向だと考えています。これも今の現段階での考えなのでゆくゆくは変わっていくのかもしれません。

 

 

Q&A(コミュニケーション)をメインにすべきではない

これはNoSchoolの方向性の話になってしまうのですが、Q&Aだけではマネタイズはできないです。これは上述した広く浅くではないためでもあり、Q&Aをベースとした出口をこれから展開していく予定です。

 

しかし、土台となるコミュニケーションが円滑に進まないと駄目でもあり、これには日々課題解決に向けて進めています。

 

近からず遠からずが大切

これは常に考えているのですがあまり突拍子すぎるサービスはうまくいかないのではないかと思っています。あくまで今既にあるサービス、市場に掛け合わせる形で入っていき、徐々に存在を大きく出来るようにする。これはこれからの展開にも関係してくる話ですが、常に意識しています。

 

***

 

後半ダウンしてしまい、適当にまとめてしまったのですが、もう1年経ったのかという気持ちです。1年の間に日々課題が変わっていき、前に進んでいるのかが実感できない時期もあります。そして解決したと思った課題がまた1周して自分の中に戻ってくることもよくあります。しかし少しずつですが同じ課題でも、少しずつ上に向けて進んでいるのではないかとも思い、独立した今、エンジンフル回転で頑張っていこうと思います。

 

上でも記載しましたが私が非エンジニアということもあり、エンジニアさんを絶賛募集中です。直近はこのNoSchoolワードプレスで構成されており今後の展開も考えるとサービスを継続しながらruby on railsへ移行出来る方を探しております。

ご興味をいただけましたら是非Twitterよりご連絡いただけますと幸いです。

noschool.asia

 

 

2018年

2017年もあと少しで終わりです。

振り返ると今年は自身で起業することに向けて決意したり手探りでサービスを作ったりと個人の時間方向性を意識した年になりました。2017年頭所に立てた目標に向けすすめることが少しはできたと感じています。

そして来年の3月からマレーシアから日本へと戻り会社を設立することとなりました。

 

去年の今どうなっているかまだ決めていなかったため、来年はまた何を書いているのだろうと一足早く考えています。

 

来年の今は今運営している勉強Q&A NoSchoolをもっと広げていき、少なくとも自分を含め3名〜5名体制での運営ができていることに向けて頑張っていこうと思います。

 

noschool.asia

 

人員体制はKPIでもなんでもないためあくまで規模感のイメージですが、

少なくともサービスの主要KPIを週次で達成できていればそれくらいの人員体制になっているのではないかと思います。

 

18歳で現在の会社に入社し、当時25歳までには起業すると決めていたため

一応、、予定通りです。しかし起業することも何かを始めることもあくまでステップであってそこにそこまでの価値は無いですね。ここからどのように動いていくか。

 

2018年は今までとは違う挫折やプレッシャーを感じると思いますがガス欠しないよう頑張っていきます。

私自身はエンジニアではないため、サイトをもっと改善していきたいと思っており教育関係、edtech関係のサービスをしてみたい方、ぜひご連絡お待ちしています!

 

何を言うかでは無く誰が言うか

新卒で社会に入りたての頃は、「何を言うか」が大事であって、「誰が言うか」は関係ないといつも思っていましたが、ここ数年、「誰が言うか」の方が正しいのではないかと思うので一旦ここに書いておいて、数年後にまた見直してみようと思います。

 

 

結論から書いてしまうと、

何故「誰が言うか」の方が大切かというと、その人の知識/経験が裏付けとなって、発言の信憑性などが若干デフォルメされてしまうからです。これはネガな要素もありますが、トップダウンで物事を決める際にはこの作用が大きく出てくるかと思っています。

 

簡単な例えで申すと、関係値が薄い人の発言と、関係値が濃い人の発言、どちらもその発言の裏付けとなるものがなかったとしても当然濃い人の発言を信じる要素があります。

 

正しいことは正しい。だから主張する。

これは正しいのですが、時間が掛かってしまいます。

 

なので誰が言うか?の誰かになるよう日々頑張らなければと思います。

 

戦略について:飛び道具とコツコツ

事業計画を作っていて、右にエクセルを立てていくときの考え方が2つあると思っています。

 

1.現状の伸び率からこのままいけばどうなるか

2.○年後にこのくらい伸ばすには、逆算してこれからどのくらいのスピードで伸ばす必要があるか

 

これを自分の中ではコツコツ戦略と飛び道具戦略に分かれていると考えています。

一見、コツコツ戦略の方が想定しやすいと思ってしまうのですが、コツコツ戦略では、必ずその通りに行かないわけです。

たとえば、この伸長率でこのままいけば・・・と考えてしまうのですが、先ずこの伸長率が続く材料が必要となってきます。直近半年間はこのくらいだったから、このくらいに伸びるだろうと考えると、それ以上伸びたり、当然伸びなかったりします。

 

その時にいつも思うのが、「では、そもそも3か年計画など作る必要があるのか?」

今現状の課題を1つずつ潰すことに注力すべきではないのか?

 

しかし一方で、数年後のサービスはどのように在りたいかを考えることも大切ですね。

短期的な課題を疎かにしてはいけないですし、少し長いスパンに対する目標を疎かにしてはいけないです。

 

個人的にはコツコツ頑張って且つ仕込み飛び道具も随所に入れつつ、結局、コツコツ成長に着地するのだと思います。

結論、どちらも頑張らないといけないです。

 

プライドは高い方が良い

この言葉をいうとよく皆から勘違いされてしまいそうなのですが、

プライドは常に高く保っておいた方が良いと思っています。

 

ここで大事なのは、自分が持っているプライドと実際の自分のレベルのGAPを併せて理解しておくことだと思います。ただ単にプライドが高くて何もしていなかったらそれは駄目で高い分そこに追いつけるように常に自分にプレッシャーをかける必要があります。

 

よく何かに対してクレームをつけることも別に良いですが併せてそれを自分で発言した分、自分はしっかりしないとと、常に自戒もしないといけないです。

 

何に対しても甘いとついつい自分自身へも甘くなってしまうのがこわくて

何にでも常に自分だったらこうするを今は持っておこうと思います。