徃西 聡のブログ

NoSchoolという教育プラットフォームをやっています

勉強Q&A NoSchoolをリリースして1年が経ちました

去年の4月頃に手探りでサイトを立ち上げ早くも1年が経ちました。

 

前職ではいくつかサイト立ち上げの経験はありましたが、個人的には過去にサイトを運営したことはなく且つ自分自身が非エンジニアということもあり文字通り手探りでサイトをローンチしました。

 

日々、人の考えは変わることを前提として恐らくここに書く大半の考えがまた来年再来年と変わっているのだと思いますが、あの頃はどういった考えをしていてどこが間違っていてどこはその後も変わっていないのかを振り返ることが出来るものとしてこの1年というタイミングで残しておこうと思います。

 

※あくまで一個人の稚拙な考えというところもあるのでご指摘等はお手柔らかにお願いします。。

 


トレンドを追ってはいけない

前職を今年の2月に退職し、来月前半には法人化になる予定です。

とはいえ、無職からどスタートアップになるわけで、当然資金繰りのことが常に頭のどこかにはあり、ニュースなどでもよく資金調達関係のものが入ってきます。

NoSchool自身もどこかのタイミングで資金調達が出来るほどのレベルに達するようにと考えているため日々のKPIはやはりトラフィックやDAU、MAUなど、もっと細分化していくとユーザーの動きだったり色々あります。

しかし、勉強という性質上、ユーザーがそのサービスに「ハマる」という概念はなく、特にNoSchoolの場合は学校の授業や宿題、または独学で分からない箇所があった場合にご利用いただくシーンがコンセプトであり、1日に何度もログインして利用する、こまめにチェックするコンセプトでありません。

そうなってくるとなかなか急成長するモデルではないということがこの1年で分かった感想でした。但し逆に言うと流行り廃りはないモデルであることも実感できました。普段からよくご利用いただく方もいれば土日だけ利用、または試験期間中に数カ月ぶりに利用される方もいらっしゃり、逆に急成長はしないが着実に伸ばすことが可能なモデルであることも感じました。

 

 

ジェフ・ベゾスのこの言葉を知って

更にしっかりこの領域で伸ばそうとも決めました。

 

アマゾンの創業者でCEOのジェフ・ベゾスは、2012年のインタビューでこの点に強く同意している。「『今後10年で何が変わるか』という質問はしょっちゅう受けますが、『今後10年で変わらないものは何か』という質問を受けたことはほとんどありません。

私が思うに、実際には二番目の質問のほうが重要です。なぜなら時を経ても変わらないものを柱にして事業戦略を立てることができるからです。」


「選択肢はより多く、価格はより安く、配達はより迅速で確実に」。ベゾスはこの3要素を、顧客が「変わらず求め続けるもの」として定義し、すべての戦略を立てた。変わらないものに軸を置かなければ、長期的な成長は望めない。

forbesjapan.com

 

 

まだNoSchoolでは、1日に10件〜程度の質問しかありませんが一方知恵袋の高校数学などのカテゴリをチェックすると1日に2,000件〜の質問があり、まだまだNoSchoolは伸ばせるはずだとも確信しています(これは日々のトラフィックの話です)

 

流行り廃りではなく、変わらないものを日々しっかりと伸ばす。

これをNoSchoolでも実現できるようにと思っています。

 


広く浅くか狭く深くか

Q&Aだけではなく全てのサービスにおいて出てくる考えだと思いますが、Q&Aでもこの考えは当初にどちらにするかを決めることは重要ではないかと考えています。

広いでいうと、どういったQ&Aにするのか、カテゴリは広いほうがいいのか狭いほうがいいのか、日本語だけでいいのか英語にすべきなのか、それにより希薄なコミュニケーションになって過疎化しないのか、逆に狭いと狭いでユーザーはどの程度の母数があるのか、1ユーザーがどの程度アクションを起こすのか、深くするとはどこを出口にするのか等。

 

どちらが正しいかなどはなく、どっちに振り切るのかだと思っていて、NoSchoolの場合は、狭く深くなる方向だと考えています。これも今の現段階での考えなのでゆくゆくは変わっていくのかもしれません。

 

 

Q&A(コミュニケーション)をメインにすべきではない

これはNoSchoolの方向性の話になってしまうのですが、Q&Aだけではマネタイズはできないです。これは上述した広く浅くではないためでもあり、Q&Aをベースとした出口をこれから展開していく予定です。

 

しかし、土台となるコミュニケーションが円滑に進まないと駄目でもあり、これには日々課題解決に向けて進めています。

 

近からず遠からずが大切

これは常に考えているのですがあまり突拍子すぎるサービスはうまくいかないのではないかと思っています。あくまで今既にあるサービス、市場に掛け合わせる形で入っていき、徐々に存在を大きく出来るようにする。これはこれからの展開にも関係してくる話ですが、常に意識しています。

 

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後半ダウンしてしまい、適当にまとめてしまったのですが、もう1年経ったのかという気持ちです。1年の間に日々課題が変わっていき、前に進んでいるのかが実感できない時期もあります。そして解決したと思った課題がまた1周して自分の中に戻ってくることもよくあります。しかし少しずつですが同じ課題でも、少しずつ上に向けて進んでいるのではないかとも思い、独立した今、エンジンフル回転で頑張っていこうと思います。

 

上でも記載しましたが私が非エンジニアということもあり、エンジニアさんを絶賛募集中です。直近はこのNoSchoolワードプレスで構成されており今後の展開も考えるとサービスを継続しながらruby on railsへ移行出来る方を探しております。

ご興味をいただけましたら是非Twitterよりご連絡いただけますと幸いです。

noschool.asia